学校の先生の協力を得てください

ADHD(多動性障害)・LD(学習障害)などが原因の不登校は、学校の先生の協力が最も得やすい分野と言えます。                 

正直なところ、不登校は、学校の先生の手に負えない範囲がたくさんありますが、ADHD(多動性障害)・LD(学習障害)などは、かなり学校の現場でも理解が進んでいます。                 

学校の先生と密に連絡をとり、「学校の先生が周りの子どもたちの理解を促進する」「ADHD(多動性障害)・LD(学習障害)の子どもさんは、『独特の理解のしかた』があるので、補習等で補う」等の対策をとってもらうといいでしょう。                                  

いったん肯定して、肯定的に正していってください

                

同様に、親御さんとしても、書籍等の知識により、「ああ、うちの子は、そういうことなのか」「こう対処すればよいのか」と理解しやすい分野でもあります。                 

具体的には、ADHD(多動性障害)・LD(学習障害)の子どもさんは、「微妙な物事の理解が苦手」、ということの理解が大切です。「微妙な物事」の理解が苦手なので、自分が正しいと思ったことをがんこに主張し、ときにそれを否定されたら反抗的な態度や苛立った態度をとられます。一般的な子どもさんが、無意識的に「あれ? お母さんの言ってることは、微妙にぼくの言いたいことと食い違ってるけれど、まぁいいか」と「流す」ようなケースで、「流す」ことができないわけです。                 

ですので、いったん「そうだね」と肯定してあげることが大切です。子どもさんは、悪気はなく「自分は正しい」と信じて主張しているので、否定するととても苛立ちますが、いったん肯定してあげると、気持ち的にとても安定します。そこから、ゆっくりと、「でも、ちょーっと直したら、もっともっとよくなるところはね……」と肯定的な言い方で説明すると、子どもさんも受け容れやすくなります。自分の考えを「発展させる」というかたちをとることができるからです。                 

子どもさんは、親御さんが思われる以上に、いつも「自分が否定される」感覚を抱いています。「独特の理解のしかた」があるので、例えば授業などでも、「能力不足でわからない」というより「自分は自信をもってこう考えるのに、先生はまったく違う説明をする。なぜ?」というかたちで「全否定」の感覚を味わっているのです。ですから、その意味でも、いったん肯定してあげることは、とても大切です。

(対策・対応については、個々の子どもさんの状況により違ってきますので、最初の指針だけ書かせていただいています。)

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