難関校に入っての不登校
しばしば見られるのが、難関中学・高校に入って不登校になるケースです。
まずは、やはり、(1)「燃え尽き」的な要因が大きいのは間違いありません。難関校を目指して、必死で勉強してこられて、目標が達成されたため、目標を見失い、急に「がんばれなく」なってしまうわけですね。
これに、さらに、いくつかの要因が重なります。
(2)当然ながら、難関校ですから、勉強量が大量である場合が多く、疲れ果ててしまいます。
(3)それまで、「クラス(学年)で1番(上位)」「たいていの勉強は理解できた」子どもさんが、「クラス(学年)で下位」「勉強がわからない」という事態に遭遇します。これは、子どもさんにとってみれば、「自我が崩壊するような挫折体験」です。
(4)難関校に入るような子どもさんですから、親御さんや周囲の期待を背負ってがんばってきました。親御さんが、そのような期待を強く見せられている場合はもちろん、期待を表には出していないケースでも、子どもさんは、強い「期待に応えられない自責の念」に駆られます。
このようなことが重なり、不登校になってしまうケースはよく見られます。
行き過ぎた管理教育による不登校
子どもさんの個性や自由を極端に制限するような教育を行っている学校に通っている場合、思春期の子どもさんは、強い抑圧感を受けたり、強い反抗心を抱いたりします。
特に、独立心の強い子どもさんや自由な雰囲気の学校から転校してきたようなケースは、より強く、抑圧感を受けることになります。
さらに、それが、管理教育を受け入れている周囲の生徒への不信感にもつながっていきます。実は、この点は、解決法などを考える場合、重要になってきます。教師や大人への不信感を抱いていることはもちろんですが、「なぜ周りのヤツは、こんな状況を受け入れて平気なんだろう?」という「同世代や社会への強い違和感」が、不登校の原因になっていることを見逃してはいけません。
学校が荒れていることによる不登校
上とは逆に、学校が荒れている場合も、不登校の原因になります。
学校内で暴力が横行していたりして、恐怖を感じる、というような場合もあれば、授業がうるさく(程度にもよりますが)、「それが許せない」というようなケースもあります。
前者の場合は、大人が聞いても納得しやすいのですが、後者の場合は、「それくらいで、学校を休むほどのことではないでしょ」と感じたりします。ですが、不登校になりやすい子どもさんは、もともと生真面目な性格の子どもさんが多く、それに思春期の問題意識などが重なって、「ダラダラと向上心もなくふざけているヤツが理解できないし、それを許している教師もバカだ。そんなところに行く必要はない」というように考えたりするのです。やはり、「同世代や社会への強い違和感」が根底にあるわけです。
個人的な先生との衝突による不登校
個人的に、ある先生と衝突を起こしたことによって不登校になるケースは、しばしばあります。
(1)罵倒・嘲笑・侮辱・軽蔑等、先生から心ない言動を受けたケース。先生が一方的に悪いケースです。
(2)先生が一方的に悪いわけではないけれど、子どもにとってはショックになるような言動を受けたケース。はじめはちょっとした行き違いだったのが、だんだんとこじれてしまい、結局は子どもがショックを受けるにいたるようなケースもあります。
(3)子どもさんが、先生の言動を曲解してしまったり、「(別に特定の理由はないけれど)あの先生、うざい」と嫌ってしまっているケースです。また、このようなケースは、実際には、他の理由があり、大人には理由として、「あの先生がうざいから」と言っていたりする場合もあります。